コロナも徐々に落ち着き始め、この春から進学、就職といった様々な理由で一人暮らしを始める人は多くいることでしょう。私も大学進学を機に都内で一人暮らしを始めるにあたって一番不安だったところが「お金」でした。
学生時代は沢山勉強していたのにも関わらず、お金や家計に関しては一切学んだことがありませんでした。きっと、ほとんどの人がそうでしょう。
ここでは、初めて一人暮らしをする学生さん向けにお話ししていきます。
目次
一人暮らしの事前準備
【初めての一人暮らし、最低限必要な費用はどれくらい?】
ズバリ、約50万円くらい必要です。これはあくまでも目安でお伝えしますが、家賃65,000円の家に一人暮らししようと思ったら、初期費用等で30~35万円くらいかかります。敷金・礼金・仲介手数料・保険等が初めに必要になるからです。
【引越し前に最低限用意した方がいいものは?】
残りの20万円のうち、事前に用意した方がいいものをピックアップします。少なくとも引越し前までに最低限用意して行った方がいいものは、下記を確認しましょう。
引越し当日に現地へ到着してから必要なものを買い揃えよう、と考えていくのはお勧めしません。全く土地勘がないところへ買い出しに行くと思いの外時間を取られ、とても疲れてしまい、その日にやるべきことが終わらなくなってしまいます。
- カーテン
- 布団
- タオル
- 入浴関連
- トイレットペーパー(ティッシュとしても最悪使える)
- ハサミ(荷解きのため)
上記を用意していくと3日くらいは一旦なんとかなりますので、その間に近所のスーパーや家具屋さんをリサーチしておき、なんとなく土地勘がつかめたところで必要なものを揃えていくのがベストです。
【電気・ガス・水道】
一人暮らしをするには、電気、ガス、水道も事前に下調べしてどこと契約するかを決めておいて、入居時にきちんと全部使えるようにしないといけません。ここで私は事前にやっててよかったなと思うことがありました。それは何かというと『徹底的に使用量が一番安い会社を調べる』ことでした。
最近電気代も値上がりしたり、色々大変なことは皆さんも知っていることでしょう。私自身、一度金額を見直そうと思ってアドバイザーさんに相談した事があったのですが、そのときに言われたのは見直しの必要なし、でした。生活に関してのリサーチ力に自信が持てた瞬間でした。1年くらい前なのでもう変動してしまっているかもしれませんが、私個人的におすすめなのは、「Looopでんき」さんと「ニチガス」さんです。参考程度に皆さんも見ていただいて、自分にあったところと契約するのがいいでしょう。
余談ですが私の場合、夜は間接照明しかつけなくても全然平気なので、多分ですがほとんど電気は使っていない方です。また、自炊も週3・4くらいなのでそこまでガスもお金がかかっていないと思います。お風呂は毎日浸かりたいのでここは多少支出が増えても気にしないようにしています。
【学生寮に入る場合】
学生が初期費用などはほぼかけずに都内で一人暮らを始めるためには、大学の寮に入ることもおすすめします。私も一人暮らし初心者だったため、かなり助かりました。
当時の家賃は65,000円。23区でWi-Fi無料、1人部屋、独立洗面台、新築最上階。水道光熱費は使った分だけ請求がきます。都内ではこの価格は正直ありえないほど安かったと思います。さすが、学生寮といったところでしょう。
やはり親に心配やお金の負担をかけないようにするには学生の場合、寮がおすすめです。もちろん各大学によるとは思いますが通常の一人暮らしより圧倒的に安く暮らしていけます。女の子なら初めての一人暮らしでも色々な面で安心ですし、そういった面でもおすすめです。
【学生寮に入らない場合】
一人暮らしをするためには連帯保証人になってもらう人も必要です。一般的には親御さんや親族になってもらうことが多いと思います。連帯保証人は部屋の借主と同じ責任を負う人のことです。万が一、家賃滞納などがあった場合はその人が責任を代わりに負うことになります。連帯保証人を立てない場合には賃貸保証会社を利用することにるので、一般的にはその場合も手数料がかかることを覚えておきましょう。
寮に入らない場合は事前に不動産等に問い合わせして、どれくらいの費用がかかるのかを見積もってもらいましょう。内見の時に色々聞いてくる必要も出てくるかと思います。進学が決まってからの事前準備は半年くらい前からしておくのが吉です。
私自身は、社会人になってから都内で普通の一人暮らしの経験もあり、その時には初期費用36万円、(家賃3ヶ月分+手数料)がかかりました。親族に連帯保証人をお願いしました。
身内に保証人等をお願いする時には絶対に迷惑をかけないように、どんな時もきちんとしておかなければなりませんね。
学生生活
【貯金】
私が卒業旅行までに貯金できたのは約50万円くらいでした。学一年生の時に、毎月20,000円ずつ貯金していく計算で考えていました。
20,000円×12ヶ月×4年間=960,000円
毎月少しずつでも捻出していくと卒業旅行に行く時も、社会人になった時も貯金があれば安心して好きなことに使うこともできます。今はつみたてNISAで資産形成していくこともおすすめです。
余談ですが残りの46万円は美容費に消えていきました。女子大生になった私はもっと可愛くなりたい、痩せたい、と常に考えていたのでエステに定期的に通ったり、脱毛を契約したり、とにかく美容にお金を使いました。今考えるといい勉強ですがちょっと惜しい気持ちもあります。仕方ないですが。笑
皆さんは使い方を考えて将来の自分のために貯金をしていってくださいね。
【食費】
食費に関しては交際費含めて基本月3万円と決めていました。
節約するなら食費が一番削りやすいです。食費は工夫次第でいくらでも最小限に抑えられるからです。より日常の食費に費用をかけない生活を目指すなら、賄いが出るアルバイトをするのもおすすめです。私の場合は、銀座にある懐石料理屋さんでアルバイトをしていたので、日常的にかかる食費は月10,000円程度でした。昼ごはんは学食を使うと400~500円程度で済み、栄養もしっかり取れるので、学食も活用してみましょう。
【やめておいたた方がいいこと】
安定した収入がないうちはクレジットカードはお勧めしません。学生時代はアルバイトのみの収入かと思いますが、作るならデビットカードで充分です。私の友人は学生でクレジットカードを持って、毎月苦しんでいました。なので学生のうちはおすすめしません。生活費などの契約時にどうしても必要な場合は、一枚だけ作ってもいいですが、基本は作らずに口座引き落としで登録していくのが良いでしょう。
まとめ
- 一人暮らしのための費用を用意しておく
- 準備できるものは引越し前に用意
- 電気・ガス・水道を契約
- 学生時代の貯金額を事前に決めておく
- 寮に入る場合・入らない場合で初期にかかる費用は全く異なる
- 食費は工夫で削れる
- クレカは学生時代に持たない
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次回は資産形成に関してお話ししていきます。