今日は元銀行員として窓口を担当していた私が、今話題の【iDeCo】【NISA】【つみたてNISA】【新NISA】に関して資初心者の皆さんが疑問に思っている部分をサクッと解決できればと思います。
ここでは投資初心者の人が資産形成の第一歩を踏み出せるようにそれぞれの投資の種類と何が自分に合うかを選定できるようになる知識をお伝えしていきます。
少しでも皆さんのお役に立てますように!!!
目次
今話題の投資、した方がいい?
「資産形成に興味はあるけれど何からしたらいいかわからない」「老後は年金が今より減るし貯金だけでは厳しいんじゃないのかな」こう思っている人は実は多いのではないでしょうか?
単刀直入にお伝えすると、『迷っているならやった方がいい』が答えです。
なぜなら、投資は時間をかけて成長するものだからです。
よって投資は早く始めた方がいいです。思い立ったその日に証券口座を開設して積立投資にチャレンジすることをお勧めします。あなたにとって「今日」という日が一番若い日です。迷っているのであれば時間を味方につけてやってみるのがいいでしょう。
初心者が始めるには何がおすすめ?
では投資初心者の人が一歩踏み出すには何をすればいいのでしょうか。
私が初心者の人におすすめするとしたら、ズバリ『つみたてNISA』です。
その理由はいくつかあって、
・途中で引出し可能
・少額から積立可能
・運用益が非課税 ※今日ご紹介するものは全て運用益は非課税です。
だからです。
つみたてNISAは2022年度までは20歳以上が対象でしたが、2023年からは18歳以上が利用対象年齢に引き下げられました。つまり、18歳以上なら誰でも投資したい人はできるようになったので若いうちからコツコツ積み立てていくのがいいでしょう。
それぞれの特徴と違い
iDeCoとは
「iDeCo」とは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度のひとつです。 公的年金と異なり、加入は任意です。加入申込・掛金の拠出・掛金の運用の全てを自身で行います。掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。
ここでは簡単にメリット・デメリットを比較してお伝えしますね。
メリット1:掛金が所得控除
メリット2:運用益が非課税
メリット3:受取時にも控除がある
メリット4: 月々5,000円から始められ、掛金額を1,000円単位で自由に設定可能。
デメリット1:60歳まで資産の引き出し不可(中途解約不可)/p>
デメリット2:運用成績によって資産が増減する(リスクがある)
デメリット3:手数料が必要
メリット4: 月々5,000円から始められ、掛金額を1,000円単位で自由に設定可能。
iDeCo詳細に関してはまた記事にしてピックアップしてお伝えしますが、所得が少ない方にとっては難しく、積立てても還付を思ったよりも受け取れないこともあります。また、中途解約などをして資産を途中で引き出すことはできないため、始める前にはよく調べて自分に合うものかを精査してからにしましょう。
つみたてNISAとは
「つみたてNISA」とは、2018年1月より開始された新たな少額投資非課税制度です。 非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年という点で異なります。 少額から毎月コツコツ、長期での資産形成を目指す方に向いた制度と言えます。
メリット1:年間40万円まで運用可能・最長20年間のうちに出た利益分は非課税
メリット2:100 円からの小額から運用可能(金融機関によって異なる)
メリット3:ドルコスト平均法に基づき、定期的に購入&分散投資の運用可能
デメリット1:長期間に長期間に渡って少額から積み立てるものなので増えている実感を感じにくい
デメリット2:運用成績によって資産が増減する(リスクがある)
メリット3:デメリット3:決められた投資信託・ETFでしか運用できない
デメリット4:NISA口座内で発生した利益や損益と、他の口座(特定/一般)で発生した利益や損益とを、損益通算できない
つみたてNISAに関しても後日詳細まとめを作成し、ピックアップしてお伝えしていきますが私個人的には投資初心者の人の場合、この積立NISAから始めるのをお勧めします。なぜなら小額から始めることができて、資産運用ができるからです。知識があまりなく自分でどんな銘柄を選んだ方がいいかわからない、という人でもネット証券等では金融機関のプロが選んでくれてたものにお任せ運用という形で自分で選ばなくても運用してもらえるサービスもあったりします。
こういったサービスも活用していき、ほぼお任せ状態で月々継続的に資産を積み立てていけるので初めての方でも始めるまでのハードルが低く、おすすめです。
NISA(一般NISA)とは
NISAとは、、2014年1月より開始された新たな少額投資非課税制度国民の資産形成を後押しするために創設された税制優遇制度です。毎年120万円まで投資することが可能で、最長5年間、投資から得た利益が非課税となります。
メリット1:年間120万円まで運用可能・最長5年間のうちに出た益分は非課税
メリット2:100 円からの小額から運用可能(金融機関によって異なる)
メリット3:上場株式・ETF・公募株式投資信託・REITなどに投資ができる
デメリット1:長期間に長期間に渡って少額から積み立てるものなので増えている実感を感じにくい
デメリット2:運用成績によって資産が増減する(リスクがある)
デメリット3:NISA口座内で発生した利益や損益と、他の口座(特定/一般)で発生した利益や損益とを、損益通算できない
また細かくピックアップして詳細の記事でご案内していきますが、NISAの場合は最長5年間の間に出た利益分が非課税になるのと、つみたてNISAに比べて毎月の場合は約50,000円ずつ積み立てができますので攻めの投資をしていきたい方にはおすすめです。
新NISAとは
2024年1月から始まる、新NISA制度。これは買い付けた上場株式等を非課税かつ無期限で保有でき、 従来のNISAよりも多くの金額の取引が可能なため、生涯にわたる柔軟な資産形成が可能です。
メリット1:非課税期間の無期限化
メリット2:「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用可能
メリット3:最大1,800万円の運用が可能
メリット4:売却後でも非課税枠が復活する
デメリット1:一から自分であ売却タイミングを考えないといけない
デメリット2:運用成績によって資産が増減する(リスクがある)
新NISAは今のNISAと比べて非課税保有期間の制限がないため、いつまでも運用が可能です。これを踏まえて考えていくと、元本を早めに大きくしていた方が投資には有利ということがわかります。元本割れリスクもあるのが投資ですが、早めに元本を大きくしておくのが鍵でしょう。
まとめ
投資をするのに勇気が出なかった人も、この記事を読んで少しでもチャレンジしてみようという気持ちになっていただけたら嬉しいです。
今世の中が国をあげて投資に積極的になっているのは裏を返せば、「国は年金を用意する余裕がないから自分たちで老後資金を蓄えてくれ」というメッセージとしても受け取れます。若いうちにできることは時間を味方につけることです。少額でも、月1万円でもいいので将来の自分のためだと思って貯金だけではなく、資産運用をすることもこれからの時代には必要不可欠な行動になってきます。
一緒にコツコツ、頑張っていきましょうね。